営業研修について

期せずして人財採用や面接設計などHR関連の仕事のご依頼が多いのですが、本来・・と言いますかキャリアの8割は営業職。個人営業と法人営業を両方経験していますので、どちらの営業組織のお話を聞いてもなんとなくイメージはつかめます。しかし、お仕事ととして承るとなると「なんとなく」ではいけません。採用同様、フィットしたものにしていかなくてはなりません。

 

営業技術に関しての質問をよくお請けします。確かにトークの言い回しや配布資料のポイント、大切です。しかしながら、一番気をつけなくてはいけないことは、実はひとりひとりがよくわかることだったりします。

 

誰もが何らかの形で「お客さん側」になることがあります。お金やモノ、サービスのやりとりをしながら私たちの生活は成り立っています。では、自分自身がどんなお店で買いますか?ツンケンした店員さんのお店は嫌な気持ちになりますし、接客もどんよりとした雰囲気だと商品自体の魅力も半減。美味しいラーメン食べに行っても開店時間に全然開いていない店には次回行く気も失せるでしょう。

 

つまりお客様のニーズにお応えできているかがすごく大切なところなのです。かのドラッカーは顧客創出のためにはイノベーションとマーケティングが必要と言います。あらゆる視点から考えてみた時に、売り手の印象は最重要入口です。難しく考えるのではなく「あ、感じのいい人だな」程度でいいと思うのですが、人間なので暑い、寒い、調子いい、悪いといった外的内的要因に左右されるもの。それを一定に保つのが自己管理。更にその根拠となるのが目的意識だと考えます。

 

近頃流行のマラソンも「42.195キロ」というゴール(目的)がなければどうなるでしょうか?延々と走り続けてゴールがないなんて気が遠くなってしまうわけですが・・

また初心者が急にそんなゴールも同じく目指せない。多くのマラソンランナーがそうであるように最初は3キロ、5キロ、10キロと挑戦していってハーフマラソンくらい完走でやっと思い切ってフルマラソンになるのではないでしょうか。なんでもそうかもしれませんが、営業スキルなどはまさにこれです。走る前のストレッチも大切です・・教える側はコーチする選手の特性も十分に把握しておきたいところです。

 

そんなわけで現在内容設計を行っています。私は成果のイメージしかしていません。並行運営の新入社員研修も同じです。関与先採用活動も同様。市場開拓テーマのところも同じです。