器。

「身の丈にあった仕事を心がけること。」

 

これは私が自分で仕事をしようと決めた時にある方からいただいた言葉。英知が凝縮されていると合点がいきました。それまでの人生の中でも身の丈をわきまえることの大切さを事あるごとに見てきました。人はそのときの器以上にはなれない。

 

また、昔こんなことも言われたことがあります。

 

「現在地点を把握する習慣をつけよ。」

 

大人になると目標というもの、数字と言うもの、時間の制限というものに追われがちです。もちろんそういったものをしっかり管理してこそ一人前と言えるわけですが、とかく近視眼的になると、大局を見失うもの。まずは足元を見つめ、深呼吸して現状を書き出し、進捗を見つめる。修正やヘルプもときには英断として必要。そういった意味で自分を見失わないようにするために現在地点は常に確認することが健全さを保つ唯一の方法と言えるでしょう。

 

今、自営、しかも個人事業主という立場になってたくさんの言葉が蘇ってきます。多少荒っぽいですが私にはやはりこれが一番自分をさぼらせない、諦めさせない。

 

「努力して報われないやつもいる。努力しなくても波に乗れるやつもいる。しかし、努力したやつは波に乗ったときに強い。長持ちする。」

 

人間はいつも試されていると思います。一喜一憂せずに毎日を積み重ねていくことでしか証明されないことも多いと思います。自分の器は自分で作っていくしかない。そう思うと道のりは果てしなく、どこまでいっても「これでよい」というのはないと感じます。

 

やはり自分の器は自分でつくっていくしかないのです。