もしかしたら採用力とは・・

あらかじめお断りしておきたいのですが、今回のブログはポジティブチェック視点です。一読いただく方の参考になればと思います。

 

先日、採用担当者セミナーを行いました。ほぼ参加全社が資料請求を希望されましたので、印刷物とデータを約一か月かけてお届けしたしました。

 

まず、データ発信。参加企業でもっとも規模の大きなところからまず丁寧なお礼メールが届きました。続いて高い役職の方からも丁寧なご返信。会場でお悩みを拝聴した方からも長文のお礼がきました。返していただいたことにこちらも「もっと何かをして差し上げたい」と思ってしまいます。

おそらくみなさん各社の作用窓口最前線でされている方だと思います。学生対応も多いでしょうし、少なからず採用判断のひとつとされているでしょう。もちろん今回は無料セミナーの無料サービスで行っていることなのですが、実はこういった反応いただいた企業様はごく一部で、あまりの”届いたあと”の反応の少なさに驚愕したのが正直なところ。もっと差を感じたのは各社訪問のとき。

 

普段からよく接客鍛錬されている企業様は、やはり素晴らしく、説明会時も自然にこの立ち振る舞いができるんだろうなあと思いました。また、資料お届けだけなので担当の方をわざわざお呼びしなかったところもあるのですが、「わざわざ訪問いただき」の旨と「先日のセミナーは○○がとてもよかった」などの所見をいただくところもあり、来てよかったなあと思えたりもしました。一方、片手で資料をとり、ぱさっと棚の上に置く方や、こちらの訪問理由の説明を上目づかいで「うん、うん」と訝しげに受付の方が対処するところもあって、やっぱりちょっと驚きました。

 

採用が成功するかどうかは、その企業の平時を見ればよくわかります。採用力とは虚飾ではなく普段使いの自然な立ち振る舞い。採用担当者でなくとも、どの方に会ってもその企業の色は感じられるものです。

 

採用力強化を承った時、テクニックよりも態度の話をさせていただきます。採用に必要なのは志。学生に求める素養が受け入れ側になくては大いなる矛盾を生んでしまいます。今どきの若者をゆとりとひとくくりにする前に、社会人の先輩たる現職社員が備えるべき態度は意外に多いのではないかと思います。

 

久しぶりに多くの企業様の素顔を拝見する機会に恵まれ、事の本質の一端に触れることができました。気づかせていただいたことに感謝とともに私の仕事のズレてる部分も修正できそうです。