20代の時間は一瞬一瞬がダイヤモンドを磨く工程のようなものだと思う。その時間の過ごし方如何で30代、40代と「輝けるかどうか」に影響が出てくる。今、たくさんの「20代」と仕事をさせてもらうにあたり、「時間と労力と、今はあまり無いお金を投資すること」を強くお勧めしている。プライベートをおざなりにしなさいとは言わないが、時間の使い方は最重点に値する。20代につけた筋力が30代以降でモノを言うのはその世代になると100%分かること。程度に差はあれども、一定のスキーム(環境)の中で成果を出そうと本気で思えば一日5分の積み重ねでもやらない人とは1年間で30時間以上の差が出る。労力にしてもモチベーションが・・などと言い訳しているうちに自分を即時オンに出来る人とは大きな差が付いて当然だ。
年を重ねると経験値はそれなりに増える。それでも日々の過ごし方で内容や質には雲泥の差が出る。しかしどんな人でも等しく体力や気力は落ちてくる。だんだん注意やチェックをしてくれる存在がいなくなる。そのときに嫌でも「まずは生きるために」やらなければいけない状況に追いかけられるのか、培...った判断力と決断力、そして更に上位の大いなる目的を目指す日々を追いかけるのか、それは今日一日も含めた“過去の自分”がどれだけ真剣に自分の中のダイヤモンドを磨いてきたかにかかると思う。もちろん年を重ねても、磨くことにおいては現在進行形でなければならない。
やがて自己欺瞞に陥って「こんなはずじゃない自分」に嫌気がさすようになりたくなければ、今ある立場、今あるポジションで為すべきことから逃げずに進もう。必死でひたむきな人には多くの手が差し伸べられて、必ず自分を活かせる道を見出せる。周りがそうさせてくれる。だから自分の中にあるダイヤモンドを磨き始めよう。応援される人になろう。たとえ今はくすんでいても、自分にかけた負荷の分だけは輝くものだ。唯一の問題はいつどのようにして磨き始め、それを如何に継続するか。嫌だと思うけど必要な職務、難しくて苦手で逃げ出したい職責はボスキャラみたいなもの。クリアすればポイントは高い。すべてはダイヤモンドを磨く工程なのだ。