仕事には少なからず到達すべき目標というものが設定されていると思います。数字であったり成果であったりポジションやレベルによって様々かと思いますが、これが即ち評価基準にもなっています。ではこの目標、まずはどのように立てていくことがベターでしょうか? 

 

私はもともと営業職が長いので、「行動に繋がる目標」が設定の際に必要な意識だと考えています。期初と期末にあたふた確認するようなものではなく、恒常的に意識可能なもの。それも例えば「一年後」の指標をそのまま掲げただけではよろしくありません。より細かい単位に落とし込んでいくことで現実味を持たせることが出来ます。半年、クォーター、月間、半月、週間、3日間、1日、午前午後、という具合に、より意識が持続でき、かつ検証・改善可能な状態を作っておくことです。人間のやることですから好調不調は必ずあります。また、一つの成果までに準備行動が必要なことも多々あります。特に最近関与先営業においては各社でこれを感じます。 

 

まずは準備。市場、特性、それに適応するための技術確認を行います。次に種まき。いきなりクロージングは打てませんのでその前段階で関係構築できるような仕掛け、興味を深める工夫、相手を知るコミュニケーションなど。そうした膨大な母数の中から脈ありのところへの商談となり、晴れて契約に至ります。このタイムラグが大体どのくらいあるのかも、目標管理の細分化に必要なモノサシです。

  

小さな目標は設定も取り組みもし易く、改善も比較的容易です。また、上司がこれを定期的にチェック・分析することもポイントを絞って考えやすくなります。そのサイクルを繰り返し回すことが実のところ目標達成への近道になると思います。