優秀<適性

先日のブログでは「学生の方は自己分析も大切だけど自己解析によって今の自分の成り立ちを良く知ることが大切」ということを書きました。今日は企業側の視点で考えてみたいと思います。

 

「いい人だったら欲しい」の「いい人」は漠然としています。「素直でガッツがある人」「主体性のある人」「考えて行動する人」といろいろあると思いますが、言いかえるとその「いい人」の要素のどこかには「会社や上司の手間をかけさせずにオートマティックに育ってくれる人」という希望的観測が含まれていないでしょうか。そして弱いところや段取りの悪さに「ゆとり」とレッテルを貼ったり、付き合いの悪さやパソコンやスマホを使いこなす姿をみて「イマドキのワカモノは・・」と嘆いてしまったり。

 

採用活動を行うに当たり、また組織作りをしていくに当たり、「自社適性」とは何かを議論する必要があります。過去の「自社において優秀な人々」と「今後の事業展開や会社方針において必要な能力・素養」の要件を抽出して、そのターゲットに向けて募集をかけていくという動きが組織の整合性を上げていくと思います。

 

最終的にはフィーリングも大切な「勘」となりますが、まずは適性要件の設計を行うことをおススメします。そこが決まれば、選考を補完するツールと、コンピテンシーを見つめる面接力が強化ポイントとなります。