面接指南

昨年こう言った問い合わせがありました。

 

「採用活動をしていますが、定着率がおもわしくない。また定着した人も現場の戦力として機能していない。面接を見直す必要があるのかもしれない。」

 

そこで採用基準はどういったところに設定しているのかを伺うとやはり即答がありませんでした。ほとんどはこの入口である「採用基準」が曖昧であることがしっくりこない原因だと思います。リサーチいただきやっと提出いただいたものを元に、「シート」を作成します。これはできるだけ面接官の判断を標準化するためのものです。

 

コンピテンシー面接の概要を御理解いただき当日は面接員として参加しました。コンピテンシー面接は事前に準備がいります。その設問と回答内容を聴いていただきながら面接官それぞれ基準に基づいたシートを記入。終了時には序列が明確になっていました。つまり雰囲気や性別、予め創られたシナリオではない本質が選考要素となった結果です。内定出しのあとも例年ある辞退もなく、面接官をしていた方々もいつもと違うやり方に満足いただいたようでした。今後、採用した方々が活躍していくことを期待しています。

 

面接は履歴書を直前に見て、浮かんできた設問を行うと判断する基準に「ムラ」が出てくることが考えられます。また、思った以上にトレーニングをしている学生も多い。虚飾のない「行動事実」から、予め深化させておいた「採用基準」に照らし合わせて判断すると、本質が浮かび上がってきます。せっかく採用するのであれば活躍してもらいたい。応募してくる方も然り。そう考えるのであればやはり面接は最重要なポイントになるのは間違いありません。

 

貴社面接検証のシートをホームページ上で近日アップしますので興味ある方は参考にされてください。