新卒採用はオンシーズン。私も移動する先々でリクルートスーツに身を包んだ3回生の姿をみかけます。ほとんどがせっぱつまった緊張感一杯の表情で孤独な戦いを強いられているなあと感じます。人生でも数えるほどしかない就活と言う特殊な状況。確固としたセオリーもこれまでゴールとしてきた明確な答えもないので毎日が戸惑いだと思います。しかもタイトなスケジュール。
先日あった学生の方は、「どんな業種・職種を中心に活動していますか？」に明確に答えることができていました。また、募集企業の職種について自分なりに説明する事も出来ていました。動機形成をしっかりやることは行動に整合性を持たせるなあと感じました。そんな様子に魅力も感じますし、なにより説得力がありますね。
一方、中途案件も担当していますが、社会人経験がある方対象に応募促進していくというのは新卒とはまた一味違います。個々の方のこれまでの経歴や実績、募集企業の今後のビジョンに鑑みると自ずと合否がでてきます。中途での就活を成功させるには新卒以上に自分の説明ができないといけないでしょう。これまでの経験説明とのバランスは大切です。企業は新卒以上にフィット感を重視しています。
私の仕事としても面接機会の多い時期ですが、このフィット感の主導は企業側にあるので、応募者はムリにそれに合わせようとするのではなく、具体的に自分を説明して判断してもらうようなスタンスでよいのではないでしょうか。正直、合否には運不運もあります。また、仕事とは自分のイメージ通りにいかない事の方が多い。柔軟なモノサシを持って取り組むことが大切だと思います。
新卒・中途ともに言えることは不合格だからダメと否定されたのではなく、縁がなかったというだけ。ひとつの経験として自分の中で昇華し、次の計画と行動に移す事が生産的です。