3カ月の営業研修を終えて

4月からスタートしたM社営業研修も、あっと言う間の12回が終了しました。3カ月というのは本当にあっという間です。スタート時にヒアリングした時、参加者は例外なく営業での率先販売力をあげることでしか現状の打開はできないと考えて、内容組立・運営していきました。

 

不確定要素の多い営業という職業をまっとうしていくには、いくつもある原理原則を理解していく必要があると考え、前半戦はそこに注力しました。このフレームワークをある程度理解できると、メンタルの強化または安定をはかることができます。経験上の実例なども入れると興味深く聴いてもらえたと感じました。

 

中盤からは責任者としていかに仕事を遂行していくかということ。優先順位はどのようについえていくべきか?ランダムな課題にいかに向き合うかを質疑応答形式で解消していきました。

 

後半以降は数字の管理の話。多少過激?に接する事もありましたが、結果に繋がる人も少しずつ出てきて、終盤6月後半では、ほぼ全員が100%以上の結果を残す事ができ、ポテンシャルを引き出す事が出来たと思います。

 

昨日は最終回でしたが、研修前後の変化や現在の結果進捗、そして私が本当に伝えたかった「営業職とはスタンドプレーで成り立つのではなく、チームの絆によって成果を創出できる」ことの尊さを訴えてみました。参加者の絆は研修前よりも随分醸成されたように思います。帰り際にリーダーの方から「色々研修を行ってきましたが、これほど結果がでたのは初めてです。」と評価をいただき、講師冥利に尽きます。

 

机上の空論ではなく、営業同行で現場を共有し、数字をしっかりと見つめ、個別の課題に一緒に向き合うというやり方に迷いはありません。かつて自分の受け持った組織、部下に対して前のめりで行っていたことは、今研修する立場になってもあまり変わらずに行えているように思えます。

 

今回の研修を通じて私自身も、もう感じることのできない成長感覚の共有をちょっとだけさせてもらえて心がとても充実しました。ありがとうございました。